新卒で同棲を始めてもOK?メリットや注意点、事前にやるべき準備を解説
大学を卒業して働き始めた後、パートナーとの同棲を考える方も多いのではないでしょうか。しかし、金銭的に余裕がなく、時間も取れない状況なため、同棲を諦めてしまう方も少なくありません。
今回は新卒で同棲を始めたいカップルのみなさんへ、メリットや注意点の他、新卒での同棲生活がうまくいくコツや初期費用の目安などについて紹介していきますので、お悩みの方は参考にしてみてください。
目次
新卒で同棲を始めても問題ない!
金銭面や精神面で生活がガラリと変わる社会人1年目では、お互いに支え合うことができるなど、メリットが目立つケースも少なくありません。同棲を始めるタイミングは人によりさまざまですが、就職時も良い機会だと言えます。
新卒で同棲をするメリットは?
ここからは、新卒のふたりが同棲で得られるメリットを6つ紹介していきます。いったいどんなものがあるのかどうか、実際の生活をイメージしながらチェックしてみてください。
ふたりで一緒に過ごす時間が増える
社会人になると、覚えなければならないことがたくさんあったり、初めての環境で気を使ったりと、特に最初の1ヵ月間は目まぐるしく過ぎていくものです。
お互いに会う時間が少なくなりがちですが、同棲していれば週末などパートナーに会うためにわざわざお互いの家を訪れる手間が省けます。新卒での同棲では、ふたりで過ごす時間を増やせるだけでなく、時間の有効活用にも繋がります。
仕事から帰ったら相手が家にいて安心できる
慣れない社会人生活で、帰宅すると同時にどっと疲れが出ることもありますよね。仕事でくたびれてしまっても、家にパートナーがいれば、ふたりで食事をしながら愚痴などを聞いてもらうことができます。
帰る場所は一緒ですので、シフトの関係で休みの日が合わない場合でも、パートナーの寝顔を見て元気をもらえます。
家賃・生活費の負担を抑えられる
同棲の大きなメリットとして、金銭面での節約ができる点も挙げられます。
間取りが約1.5倍になるのに伴い家賃も約1.5倍に、基本料金設定のある水道光熱費も約1.5倍になりますが、インターネット代はそのまま変わりません。これらすべてを単純に折半した場合、一人暮らしをしていた頃の生活費以下に抑えられます。
貯金しやすくなる
同棲で生活費を抑えることができたら、貯金に回せるお金も増えます。将来の結婚に備えて、ふたりで少しずつ貯金をしていきましょう。
ただし、入社からしばらくの間は、手取り給与から生活費や貯金への割り振りの仕方がわからず、出費がかさんでしまうことも少なくありません。もし出費額が固まらない間でも、お互いに励まし合って貯金を続けてみてください。
環境や生活リズムの変化に対応しやすくなる
同棲していれば、慣れない仕事についてひとりで悩まず相手に相談することができますし、片方がつらい時期にはふたりで家事などを協力し合うこともできます。
特に、病気になった際にはパートナーの存在はありがたいものです。また、一緒に住んでいる相手に何らかの用事を頼むことができれば、突然のシフト変更などの場合にも対応しやすくなります。
結婚後をイメージして生活できる
「同棲=一緒に生活する」なので、留守にする時間を除き、朝から晩まで一緒に過ごすことになります。生まれも育ちも異なるふたりの人間が一緒に暮らすため、生活習慣や価値観などが食い違うことも少なくありません。
お互いに歩み寄り、これからの道を考えることができるのも、新卒同棲の大きなメリットと言えます。
新卒で同棲をする際の注意点は?
新卒からの同棲では、これまでご紹介したようなメリットだけでなく、以下のような注意点もあります。新卒同棲を考えている場合には、事前に注意点についても知っておくことをおすすめします。
ひとりきりの時間が少なくなる
同棲していると、家に帰れば彼氏・彼女がいるため寂しくない反面、ひとりの時間を持つことが難しくなります。新卒は給与が低いことから、同棲する際に借りる物件の間取りも1LDK、良くても築古の2DKぐらいですので、お互いに顔を突き合わせる時間が多くなります。
仕事に追われ、家事の分担がうまくいかないこともある
学生時代とは違い、社会人ともなれば、会社では一言一句、すべての行動に責任が伴います。そのためストレスが増え、忙しさによって食欲が落ちてしまうことも少なくありません。
パートナーがいる状態では、慣れない間は仕事のことでお互いに手一杯となってしまうことも予想しておきましょう。しばらくは平日の家事は諦めて、休日にふたりでまとめてやるというのも良いアイディアです。
今まで見えなかった相手の言動やクセが気になる可能性がある
同棲生活を始めることで、相手の言動やクセが気になってしまうことも考えられます。それがお互いの許容範囲であればOKですが、仕事で忙しく、お互いを思いやる余裕がなくなり、ケンカに発展してしまう可能性もあります。
生活リズムや金銭感覚が合わない可能性がある
片方がシフト制や夜勤ありの仕事、もう一方は土日がお休みの場合など、生活リズムが合わないカップルもたくさんいます。それもわかった上で同棲を始めたはずなのに、実際に過ごしてみるとすれ違いの多さに気がつき、「こんなはずじゃなかった」と感じる方も少なくありません。
また同棲では、金銭感覚が似ているかどうかという点も重要です。給与の低い新卒同士が同棲する場合、大事な貯金を増やしていくためにも、金銭感覚が似ている人かどうかを暮らしの中で見極めましょう。
次ページでは、新卒での同棲生活をスムーズに送るためにやっておきたいことについてご紹介します。
該当する記事がありません