「同棲ブルー」とは?同棲でわかる相手との結婚への不安の種類と対処法
「結婚の前にまずは同棲してみよう」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、これまで別々に暮らしていたふたりが同じ家に住むということに対し、どこか不安を感じるという人も少なくありません。これは「同棲ブルー」と呼ばれるものであり、同棲ブルーになると結婚への決断ができなくなってしまうおそれがあります。
今回は、多くのカップルが感じている「同棲ブルー」について、その理由や解決方法を紹介していきますので、同棲への不安が消えないという方はぜひチェックしてみてください。
「同棲ブルー」とは
同棲ブルーは、結婚前後に感じる不安の総称である「マリッジブルー」の同棲版です。
「いつも彼氏と一緒にいられる」「寂しい思いをしなくても良い」など、同棲を始めることにワクワクする反面、周囲やお互いの両親からは否定的な意見をもらうこともあるかもしれません。また、実際に同棲生活を始めてから感じる不安もあるはずです。
このように同棲ブルーは、時期により「同棲開始前」と「同棲中」の2つに分けることができます。
同棲ブルーを感じやすいタイミングとその理由
同棲を始める前と、実際に一緒に暮らし始めた際に感じる気持ちは違うのが自然です。
そのため、この2種類の同棲ブルーへの対処法は分けて考える必要があります。まずは同棲の前後で感じる同棲ブルーについて、それぞれ見ていきましょう。
同棲前に同棲ブルーを感じる理由と解決法
同棲生活がうまくいくのか不安に感じてしまうことが、「同棲前の同棲ブルー」に陥る原因です。しかし結局のところ、実際に同棲をしてみないとうまくいくかどうかはわかりません。それでも、同棲前にどんな同棲ブルーを感じるのか、そしてその対処法を事前にわかっていれば、不安を減らすことができます。
「同棲前に感じる同棲ブルー」の理由は、主に以下の4つです。
相手とライフスタイルが合うかどうか不安
同棲は、「ふたりで過ごせる時間が増える」ことがメリットです。ただし、共に生活していくわけですから、生活リズムが合わなかったり、家事分担についての意見が合わなかったりすることも出てきます。
朝はすっきり起きたい女性と、夜更かしが好きな男性では、週末の買い出しなど一緒に行動できる時間が限られてきます。また食事や入浴のタイミングが大きく違っている場合、食費や光熱費がかさんでしまい、トラブルに発展することも少なくありません。掃除や洗濯などもお互いのタイミングが違えば、負担がどちらかに偏ってしまうかもしれません。
このような不安を解消するためには、まずは「ライフスタイルの違いはあって当たり前」と考えることが大切です。そしてお互いに認め合い、中間の着地点を見つけてルールを作っていくようにしましょう。
自分の技術不足で相手に落胆されないか不安
同棲生活で、彼氏に料理を作ってあげたいと思う女性は多いです。しかし、現在は実家住まいで料理や洗濯などは親任せという人の場合、料理や家事に自信がなく、そのせいで相手をがっかりさせてしまうのではないかとブルーになることも珍しくありません。
同棲生活では、料理や洗濯などの家事はできるだけ協力して行う必要があります。しかし、家事の得手・不得手は人それぞれなので、あまり気負わずにできる家事から取り組むようにしましょう。
最初に家事分担を決めて、ふたりで助け合いながらやっていくことをおすすめします。
相手と金銭面でトラブルにならないかどうか不安
それぞれが一人暮らしをしている場合、家賃や光熱費などの出費については自分で管理していますが、同棲では一緒に支払っていくことになります。そのため、固定費や食費などの分担のことでケンカになるのではないかと不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
同棲生活で暮らす賃貸物件の家賃や光熱費は、折半して支払うのが無難です。また、お互いが一人暮らしをしていて同棲を始める場合、間取りが1LDK~2DK程度であれば、家賃は節約できるケースがほとんどです。
結婚資金を貯めるつもりで、同棲を始める前に生活費や貯金に回す金額を決めておくようにしましょう。
プライベート時間が確保できるかどうか不安
気持ちが塞ぐ出来事があってひとりになりたくても、同棲中にはスペースの関係でそれが難しいことも多いです。同棲をすると常にパートナーと一緒なため、平日の夜や休日は相手と顔を突き合わせることになります。
対策としては、お互いにひとりの時間が持てるように協力する、構いすぎないようにする、個室を持てる間取りの賃貸物件にするなどの方法が挙げられます。
次ページでは、同棲中に同棲ブルーを感じる理由をご紹介します。
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