「単純接触効果」で恋愛を成就させよう!利用する際のポイントを解説
好きな人がいる、ずっと片思いをしている、という方は、「単純接触効果」という心理学を使って恋愛を成熟させてみましょう。単純接触効果とは、接触回数を増やして相手に心を開いてもらうという効果で、恋愛のテクニックの一つとして女性にも男性にも活用されています。
今回は、単純接触効果を利用する際のポイントや注意点を紹介します。片思いに悩んでいる、という方はぜひ参考にしてみてください。
目次
「単純接触効果」とは
単純接触効果とは、「ある刺激に触れれば触れるほど好きになる」という心理効果のことでザイアンスの法則とも呼ばれています。この心理効果を提唱したのはアメリカの心理学者R.B.ザイアンスとR.J.モアランドです。
R.B.ザイアンスとR.J.モアランドは、半数の女子高生に毎週”同じ”男子高生の写真を見せ、もう半分の女子高生には”違う”男子高生の写真を見せる、という実験を実施。前者の半数の女子高生は毎週見ていた男子高生の好感度がアップした、という結果が出ました。
また、あらゆる研究機関で単純接触効果に関する実験が行われており、たとえば「商品の選択にどのような影響を及ぼすか」を調べるための実験では、人は”最近見た回数が多いもの”を選ぶ傾向があることが分かっています。
つまり、人でも物でも繰り返して接触することで、好意や親近性を持ってもらえるというのが単純接触効果であり、この効果を恋愛に活かせば好きな人に振り向いてもらえる可能性もあるのです。
単純接触効果が使われているシチュエーション
「単純接触効果」という言葉は初めて耳にした方もいるかもしれませんが、実は身近なシチュエーションで使われています。では、どのようなシチュエーションで使われているのか見ていきましょう。
営業活動
単純接触効果は営業活動において積極的に使われます。
営業活動では、顧客へのアポイント前に資料を送付したり、商品がお客様の目に触れる回数を増やしたりするなど接点を増やすことで単純接触効果を使っています。
営業活動に対しては、「営業マンの話術に惑わされないように」という警戒心を持っている人もいますが、事前に資料を送ったり、ルート営業で世間話をしたりしていると、警戒心が薄れていくことがあります。また、商品を頻繁に目にしていると、商品に対する親近感や信頼性が増すので購買意欲が湧くこともあるので、営業活動は単純接触効果が発揮されやすいシチュエーションと言えるでしょう。
広告宣伝
広告宣伝でも、単純接触効果はよく使われています。
テレビコマーシャルやチラシ、看板などの広告宣伝にも単純接触効果は活用されています。テレビコマーシャルは15秒から30秒と短い時間ですし、チラシや看板は一瞬しか目にしないかもしれません。しかし、単純接触効果は、接触する時間によって効果が変わるというものではなく、回数によって効果が現われます。
短時間でも一瞬でも、視覚や聴覚に繰り返し宣伝広告が入る事で商品や会社を認知し、これが親しみや信頼に繋がっていくのです。
恋愛
単純接触効果は、恋愛でも使われることがあります。
相手の視界に入るような行動をしたり、実際に会ったり、電話やメールなどでやり取りをして自分の存在を相手の意識に植え付け、好感を持ってもらうことが恋愛における単純接触効果の使い方です。
これだけでカップルになれるというわけではありませんが、好感を持ってもらえれば、会ったり電話をかけたりしても嫌がられることはないので、相手との距離が縮まり恋愛に発展する可能性が高くなります。
単純接触効果を恋愛に活用する際のテクニック
ここからは、単純接触効果を恋愛に活用する際のテクニックを紹介します。
気になる相手と会う機会を増やす
気になる相手とは、会う機会を増やしましょう。ふたりの関係性によっては長時間会うのは難しいかもしれませんが、単純接触効果の場合、時間は関係ありません。この効果は、時間ではなく回数が大事なので、たとえ数分であっても自分を認知してもらえるようにすることがポイントです。
SNSなどで積極的にコミュニケーションをとる
相手と会うのが難しい場合は、SNSなどを使って積極的にコミュニケーションをとるのも有効です。相手に自分を意識してもらうことが重要なので、直接会わなくてもSNSで存在を感じてもらえれば同じような効果が期待できます。
ただし、短期間で頻繁にコメントを残したりするとしつこいと思われてしまう可能性もあるので、適度な間隔を空けるようにしましょう。
LINEなどのマンツーマンでコミュニケーションが取れるツールを活用する
LINEなど、マンツーマンでコミュニケーションが取れるツールを活用するのもおすすめの方法です。マンツーマンであればダイレクトに接触できるので、より高い単純接触効果が得られます。
ただし、LINEなどで連絡を取る場合もSNSと同じく、しつこいと思われない程度に抑えましょう。特に、「おはよう」「おやすみ」など挨拶を定期的に送ってしまうと、相手からは「返信が面倒」と思われたり、既読スルーをされるようになったりする可能性もあるので注意してください。
自分を思い出すきっかけになるようなプレゼントを送る
誕生日やバレンタイン、クリスマスなどプレゼントを贈れるタイミングがあれば、自分を思い出すきっかけになるような物を贈るのも、単純接触効果を活かした恋愛テクニックです。
時計やハンカチなど、身近なアイテムでも毎日目にする物を贈れば、それを見る度に自分のことを思い出してもらえるので単純接触効果に繋がります。
プレゼントを贈る場合、高価なものだと相手に気を使わせてしまうので、お返しを気にしなくても良いぐらいの価格帯のものを選ぶといいでしょう。
“10回”を意識して接触する機会を作る
直接会うとしても、SNSやLINEなどを利用するとしても、10回を意識して接触機会を作りましょう。単純接触効果は10回まで効果があると言われているので、5回や8回で諦めるのではなく、10回は接触するのがポイントです。
次ページでは、引き続き一人暮らし経験なしで同棲生活を始める際の注意点をご紹介します!
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